手汗を抑える重曹水と重曹スプレーの作り方を写真で解説
夏場になると手汗が気になるというお友だちの理恵さん(36歳・仮名)に「重曹水と重曹スプレーの作り方を教えてほしい」と頼まれ、お宅におじゃまして、レクチャーしてきました。材料は100均で調達。私が買って用意していきました。本記事を作成するにあたり、重曹水と重曹スプレーは理恵さんに作ってもらい、写真は私( nao )が撮影しました。
重曹水の効果と注意点

重曹を水道水で薄めて作る重曹水は、吸湿性と殺菌効果があるため、匂いを抑える作用があり、湿気を吸収するので、夏場の手汗対策にも使われています。重曹水は濃度約10%を目安に作るのがよいといわれますが、肌のデリケートな方はごく薄めの液を作って、自分の肌に合うかどうか試しながら分量を調整してください。
手汗対策には重曹パウダーがおすすめ

近頃ではスーパーなどでも重曹を使ったお掃除用のスプレーなどをよく見かけるようになりました。そんな汚れ落としのイメージがある重曹ですが、食用・掃除用・薬用の3種類があり、手汗対策にも使える重曹水(重曹液)は、不純物も少ない食用の重曹パウダーがおすすめです。100円ショップでも売っています。
用意するもの

・重曹(食用)…大さじ2~2.5杯
・空ペットボトル…500ml
・水道水…500ml
・スプレーボトル
・アロマオイル…お好みで
重曹水の作り方

500mlのペットボトルで作る場合、大さじ2杯から2.5杯の重曹を用意します。今回は大さじ2杯の重曹で作りました。かぶれなどが心配の方は大さじ1杯くらいの濃度から始めてください。

ペットボトルに水道水を入れ、そこに計っておいた重曹を投入します。ペットボトルに水道水を入れる場合、重曹が入る分の余裕を持って入れてください。今回は、封筒の角を利用して重曹パウダーをボトルに入れましたが、じょうごなどを使うとうまく重曹をボトルに入れることができます。

重曹を水の中に入れた直後は、ペットボトルの下のほうに沈殿します。

ペットボトルをよく振って沈殿した重曹を溶かします。重曹は多くなるほど溶けにくくなりますが、濃度を濃くする場合は少し時間をおいてから溶かします。

重曹が溶けると透明な液になります(上の写真参照)。これで重曹水は完成です。続いて重曹スプレーの作り方を解説します。
重曹スプレーの作り方

こちら(上の画像)のスプレーボトルは100均で購入したものです。

持ち運んでいつも使えるように携帯型のスプレーボトルに重曹水を入れておくと便利です。

スプレーボトルに入れた重曹水に自分の好きな香りをつけるとアロマ効果も加わりますので、おすすめです。今回はローズマリーを使いました。

アロマオイルは、スプレーボトルの重曹の液に2~3滴たらすだけ。もちろん、香りが苦手な方はアロマオイルは加えなくてもかまいません。

アロマオイルを加えたら重曹スプレーの完成です。
重曹スプレーの使い方

重曹スプレーの使い方ですが、直接手にかけてそのまま乾燥させるか、軽く水分を拭き取ります。ちょっと手のひらがギスギスする感じがしますので、気になる場合は、軽く流して水分を取ってください。あまり拭き取ってしまうと制汗効果が薄れてしまいますので、様子をみながらやってください。

簡単に作れる重曹スプレー。自分の好きな香りをその日の気分でつけられるのも魅力のひとつ。携帯にも便利なので夏場の手汗対策にもおすすめです。
なお本記事で使っている写真は縦横の比率を実寸と変えているため手がむくんで見えます。モデルになってもらった理恵さんが「この記事の写真、手がむくんで見えるから恥ずかしい」と言っていますが、実際の理恵さんの手はとても細くてきれいです(笑)
ミョウバン水で手汗を抑える

別記事で、ミョウバン水を使って手汗を抑える方法も解説しています。
・ミョウバン液の作り方
・ミョウバン水をスプレーで手のひらに塗る方法
・ミョウバン水を直接手のひらに塗る方法
・ミョウバン水は手汗に効いた? 効かなかった? 私が1か月試した感想