自律神経の乱れを整えると手汗はかなり軽減します。
人一倍の心配性で何かにつけて他人の言葉や視線が気になってしまう私。異性のことが気になり始めた中学生になると、手汗もひどくなってしまい、消極的というか、引っ込み思案な女の子になっていきました。
独身時代に「過度の不安やストレスが続くと、自律神経が乱れて、めまい・肩こり・発汗・頭痛・うつ・不眠などの症状を引き起こす=自律神経失調症」という記事を健康雑誌で目にしました。
過度の不安は発汗の原因? ということは、心配性で人の言葉や視線が気になってしまう私の性格が手汗の原因ということ? その場で雑誌を買って自律神経について、いろいろ勉強してみました。
人間の体にはさまざまな神経が張り巡らされていますが、自分の意志とは関係なく、体の諸器官を司っている神経を「自律神経」と呼びます。
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類あり、体を働かせる(緊張する)ときには交感神経が優位になり、体を休める(弛緩させる)ときは副交感神経が優位になります。
不安・心配・緊張などのストレスが日常的に続くと、交感神経が優位になりすぎて、副交感神経とのバランスが崩れ、緊張していなくても交感神経が反応してしまい、手汗をかきやすい体になってしまうわけです。
私の手汗の原因は、自分の性格(心配性)からくる自律神経の乱れだった。そう思った私は、自律神経を整える「 自律訓練法 」という本を購入。自律訓練法の本を見ながらやってみましたが、三回ほどやって挫折(笑)
簡単にいうと自己暗示の方法なんですが、第一公式から第六公式まであって、これがけっこうめんどくさいというか難しい。私には自律訓練法は向いていませんでした。
自律訓練法のことなどすっかり忘れていた3年前(2012年)『 イラスト図解かんたん自律神経健康法 』(PHP研究所)という本に「小指湿布で手汗が改善する」ということが書かれていたのを目にし、本を買って小指湿布を試してみました。
小指湿布とは、小指の第一関節と第二関節の間に市販の冷感タイプのパップ剤を貼ることで交感神経の緊張が和らぎ、自律神経の乱れから起きる手汗などの症状が改善される、というものです。
ダメ元でやってみた小指湿布でしたが、意外や意外、手汗が軽減されたのには、驚きました。治ったわけではありません。小指湿布をしても手汗をかくときもあります。
自律訓練法も小指湿布もどちらも自律神経の緊張を和らげるのが目的。小指湿布は簡単なので私には向いていたようです。
手汗が軽減する小指湿布のやり方
結婚もし、二人の子どもの母親となり、思春期や独身時代のように、異性を気にするあまりに手汗をかく場面はなくなりましたが(笑)、仕事で名刺交換やお友だちとカラオケに行ったりすると、心配性の性格が顔を出し、手汗をかいてしまうこともしばしばです。
私の手汗の原因は、心配性の性格、交感神経の緊張、この二つなんだ、ということが分かっただけてもずいぶん気持ちがラクになりました。
明日はカラオケかぁ…なんていう前の夜は、ハーブティーを飲んだり、アロマオイルを炊いたりして、気持ちをしずめたりもしています。
そして私の手汗のお守りはデトランスα