手汗の原因は自分自身の心の問題。友だちの言葉に救われた私の体験談
当ブログの管理人である私(Nao)の手汗に悩み続けた若い日々の体験談を綴っています。今回は、社会人になったばかりのときのお話です…
中学生のころから手汗が気になりだした記憶がありますが、友だちは多かったほうだと思います。でも手汗のことはずっと誰にも言えずに、なるべく人と手を触れることを上手に避けて過ごしてきました。
男の子から告白されても、手汗のことが分かったら嫌われてしまうのではないか、と思うと、異常なほど意識してしまい、消極的な態度をとってしまう青春時代でした。
今思うと、自分の手汗を気にして、人と手が触れたり、持つものや人と共有しなければいけないものを異常に意識しすぎてしまっていたんですね。
そんな私が、社会人になったばかりのときに、一度だけ、今でもお付き合いのある仲のよい女友だちに、手汗のことを打ち明けたことがありました。彼女とはしょっちゅう行動を共にし、手を触れる場面も何度もあったので、私の手汗にはもう気づいているかな、という思いもありました。信用できる友人だったので思い切って話をしてみたのです。
「そんなこと気にすることないよ~」と、ありきたりの返事が帰ってくるのだろうと勝手に思い込んでいた私に、友人の彼女は「手に汗? どこが?」と不思議そうな顔をしたのです。
「世間では手汗っていうんだと思うけど、人よりも手にたくさん汗をかいてしまうの」と言うと「手に汗なんて、誰だってかくよ。人よりも多いとか、そんなことないと思うけどなぁ。私はあなたの手汗のことなんか一回も気になったことはないよ。ちょっと神経質に考えすぎてるんじゃない?」
友だちは不思議そうな顔をしていましたが、豆鉄砲を食らった顔になっていたのは、私のほうでした。たしかに彼女は大らかな性格ではありますが、おべっかを言ったりする人ではありません。そのときはじめて感じたことは、手汗を知らない人って、手汗のことをこんな程度にしか感じていないんだ、ということです。
普通の人が聞いたらたいした話ではないでしょう。でも私には、彼女のこの言葉は雷が落ちたほどの衝撃でした。「手汗って、誰でもかくものなんだ~」と当たり前の常識をはじめて知らされ「私の手汗もおかしなことじゃないのかも…」と少し思うことができるようになりました。
この小さな出来事は、私の手汗人生を大きく変え、ずっと背負っていた私の心の荷物を軽くしてくれました。
私に手汗の悩みがなかったら「私の人生は180度変わっていたのではないか」今でも時々そう思うことがあります。ま、こういう経験があったからこそ、分かったこと、学べたことも多かったので、今となっては、私の手汗に感謝の気持ちも正直ありますね。
手汗が普通の人と変わらないと思えるようになった私のお守りは、友人が言ってくれた「私はあなたの手汗のことなんか一回も気になったことはないよ」という言葉。
心を解きほぐしてあげることが手汗にはとても効き目があるというのは私の実感です。この 手汗改善法(手汗治療プログラム) と出あって、私はそれを確信できました。誰にも相談できずに手汗で悩んでいるあなたにもぜひ読んでもらいたい――親身になって答えてくれるメールサポートにもずいぶん勇気づけられました。