塩化アルミニウム液の使い方【02】手汗が止まらないときは二度塗りします。
手汗を抑えるために塩化アルミニウム液を使う場合、通常は、一日一回、手のひらに一度塗れば効果が出ますが、手汗の程度によっては、効果が得られないこともあります。

一日一回、塩化アルミニウム液を手のひらに一度塗っただけでは効果が感じられない場合は、塩化アルミニウム液を二度塗りする方法がありますので、今回は、その方法を説明します。
手汗の改善で、塩化アルミニウム液をはじめて使うかたは、前回お伝えした基本の塗り方からお試しください。
>>塩化アルミニウム液の使い方【01】手汗にはまずこの塗り方をお試しください。
それでは、塩化アルミニウム液を二度塗りする方法を解説していきます。

塩化アルミニウム液の二度塗りの手順
【01】 寝る前に塩化アルミニウム液を手のひらに塗る
【02】 塩化アルミニウム液を乾かす
【03】 塩化アルミニウム液を手のひらにもう一度塗る
【04】 塩化アルミニウム液を乾かす
【05】 翌朝に洗い流す
以下、注意点を説明していきます。

塩化アルミニウム液は一日一回、就寝前に塗ってください。塗る前に石鹸で手をよく洗って、そのあとしっかり手を乾かしてください。

塩化アルミニウム液を手のひらに少量付けて手のひら全体に伸ばします。


拍手をするように両手を10回ほど叩いて、塩化アルミニウム液を手のひら全体に染みこませます。

ドライヤーの冷風または扇風機で手のひらを乾かします。

そうしましたらもう一度、手のひらに塩化アルミニウムを塗ります。
塩化アルミニウム液を手のひらに少量付けたら拍手をするように両手を10回ほど叩いて、塩化アルミニウム液を手のひら全体に染みこませ、ドライヤーの冷風または扇風機で手のひらを乾かします。

その状態で一晩(ひとばん)おいて、翌朝、塩化アルミニウム液を洗い流してください。

最初は、塩化アルミニウム液は毎日塗ってください。数日から一週間程度で手汗に効き始めます。
効果が出始めると、一週間から十日前後、手汗が抑えられます。
効果が出始めたら、一度、塩化アルミニウム液の使用は中止して、効き目がなくなるまで待ちます。効果が出始めてから効果がなくなるまでの期間が自分の有効期間になります。
自分の有効期間が分かったら、そのあとは、有効期間ごとに塩化アルミニウム液を手のひらに塗っていけば、効果が持続します。
手汗が軽減されてきたら、二度塗りではなく、一度塗りに戻して様子を見て、塩化アルミニウム液を塗る量を調節していってください。


肌がヒリヒリする・肌がかぶれる・赤い発疹(ほっしん)が出るなどの副作用が出た場合は、塩化アルミニウム液の使用は中止してください。

今回説明した「二度塗り」でも手汗に効果が感じられない場合は、コットン手袋に塩化アルミニウム液を染みこませる方法があります。
>>コットン手袋を使う方法はこちらで解説しています。